定期購入システムに向いている商品
せっかく定期購入システムを導入しても、ニーズに応えることができなければ収益を上げることができません。
優れた商品を用意するだけでは不十分で、定期的に購入したいと感じさせる物でなければ契約までに至ることはありません。
そんな中でどのような商品であれば訴求力を持ち、顧客が契約したくなるのかを探っていきます。
健康のために毎日続けて服用したいサプリ
定期購入システムの導入で定番なのはサプリ関連で、ここ数年で急成長を遂げている分野のひとつです。
栄養素を補給できる物では、誰もが毎日忙しくストレスの溜まる毎日を過ごしている一方で健康志向も強く、食事だけでは不足しがちな栄養素を手軽に補えることからも人気です。また、ダイエットを行う目的の物では、身体の新陳代謝を活発にする成分を配合して脂肪燃焼を促したり、糖や脂肪として吸収されにくい質の高い栄養素を摂取できます。
これらのサプリに配合されている栄養素や有効成分は、十分な量を普段の食事から摂取するとなると膨大な量を食べなければならない計算になりますが、サプリであれば1日1錠から2錠程度を水やぬるま湯と一緒に服用するだけで簡単に摂取することが可能なのも大きな訴求力となっている要素です。
油断をすれば栄養のバランスがすぐに崩れてしまったり、ダイエットであれば少し休めばリバウンドのリスクもあることから毎日継続して服用し続けることが大切で、定期購入システムを利用して購入し続ける利用者が増えています。
業務を履行するために決して切らしてはならない消耗品
今やビジネスのシーンではファックスやプリンターなどの機器は必須で、大切な受注の連絡を受けたり、会議やプレゼンテーションの資料を用意するなど常に紙を印刷できる状態を作っておくことが重要です。もしも用紙切れやインク切れが発生した場合には、受注が滞ってしまったり商談を行う際に顧客に手渡す資料が間に合わなくなりビジネスチャンスを逃すことにもなり兼ねません。
かつては担当者が消耗具合をチェックして自らが最寄の家電量販店に出向き購入することで対策をしていましたが、移動時間や経費の申請手続きなどが発生し貴重な社内リソースを消費していました。しかも、万が一品切れで取り寄せが必要となればその間の業務がストップして甚大な損害が出ることも考えられます。
そこで、明らかに毎月のように用紙とインクが切れることが分かっているにも関わらず、業務を効率化して生産性を上げたいと考えられていた中で登場したのが、定期購入システムを利用して消耗品を購入するという方法です。
継続利用することで効果が得られる商品
多くの方が誰にも知られたくない悩みを抱えており、それを改善するためには一定期間にわたり継続利用しなければ効果が期待できないケースもあります。
その最たる例のひとつが、育毛剤や頭皮環境を改善するためのヘアケア商品です。薄毛や抜け毛の悩みは男性だけのものだと思ってしまいがちですが、実はここ数年でライフスタイルやワークスタイルの変化から女性にも同じ悩みを持つ方が急増しており、女性向けの育毛剤も増えています。
また、ニキビやワキガに悩んでいる方も多く、外科的手術を行わずに体質改善には長い時間がかかります。効果を実感するためには数ヶ月は使用を継続しなければならず、途中で使用を停止してしまえば効果が薄れてしまうことから買い忘れをせずに毎日続けることが大切ですが、定期購入システムを利用すれば自宅に居ながらにして確実に商品を入手できます。
さらに、ダンボールに貼付する伝票にメーカー名や商品名を記載しない配慮がされているケースでは、宅配便のドライバーにさえもその商品を購入したことを知られることが無いのも安心です。
定期購入システムは顧客に商品を定期的に購入してもらうための優れたシステムですが、相応しい商品を用意できなければそれを活かすことはできません。どんな商品であれば継続して購入したいと動機付けができるのか、しっかりと検討したいところです。